なぜ子連れ出勤ができているのか、ということ
子連れ出勤という一つのかたちに目が行きがちですが、
本質的には、なぜ子連れ出勤が可能なのか、という部分が重要だと思ってます。筆者です。
それは言ってしまえば”社風です”とか、”スタッフ間のコミュニケーションです”などという他なかったりして、
質問を受けるたびなんとも釈然とできない回答をするのですが、
例えばまさに、今日こんなことがありました。
(だから書いているのだ)
娘の通う幼稚園のお母さんの会(役員全員何かやるやつ)のランチミーティングが行なわれるとのことで、その日はあいにく出勤日。
初回だし個人的には行きたい。
と、以前働いていた会社であれば、私はこのような判断をしていたかもしれない。
①法事だと嘘をつく
②数日前から子供の具合が悪いとつぶやき、当日「子供の体調不良でお休みさせてください」という
なんでしょう。
わたしだけでしょうか、こんな判断してしまう未熟者は。姑息。
でも、今回私が行なったのはこんなご連絡。
みんなに本当の気持ち、ことを伝えて検討を仰ぐ。
当たり前ですよねー、、、
でも未熟者な私はこれまでの職場でここまでオープンにお願いはできなかった。
それは、やはり会社に家庭の事情を持ち込むのはNG,みんな家庭の事情があっても
働いているんだ、という思い込み(?)刷り込み(?)
この感覚のせいで、幼稚園の役員会で休みたいなんて言えなかったし、
幼稚園の役員会<ごとき>で会社を休むなんて、と思われるのを恐れていた。
職場環境は人間関係含めかなり良かったけど、中年以上は男性社員がほとんど、若手社員は独身か既婚でも子供のいない人がほとんどだったので、
子供関連の行事に対する理解はとても低かったことを、今振り返ると実感できる。
あの会社はよい会社だったけど、子供を産んでからの私にとっても良い会社といえる職場だったのか…
はい。それは置いといて。
子連れ出勤を導入しているから、というよりそもそも子供のいる社員が多いので、このような事案を理解してくれる安心感というのは、子連れ出勤を行なう上で精神的に助けられた部分だと思う。
いざ出勤というときに、ウンチ。遅刻
急な熱で欠勤。
幼稚園行事で欠勤の相談。
当然迷惑をかけているのだけど、この会社でなければもっともっと精神的に堪えて、結果働き続けることにくじけてしまったかもしれない。
子連れ出勤を導入しているからすごいんじゃない、
普段から子供がいること、その場に子供がいなくても、
働いているスタッフの向こうに、子供がいるということを、
スタッフ全員がよく理解していてこその子連れ出勤なのだなーとね。
おしまい。