半年間の試行錯誤と転機
2014年の夏から、週に2日のペースで出勤をはじめました。今回は娘1歳8ヶ月から2歳4ヶ月までの半年間を徒然と。
出勤し始めた頃、娘は1歳8ヶ月。生活リズムや離乳食は終わり生活が安定していた頃でした。
娘の性格は活発。出勤当初はよく椅子からデスクによじ登り、PCを触ったりペンでいたずら書きをしたり、本当に目の離せない状態。
しかしこれは想定の範囲内で、都度娘を引き剥がして抱っこ紐に入れていました。
ただ、この抱っこ紐はいつまでも使えませんでした。娘の成長により、より活発に、より自我が強くなってきたからです。
自我が出てきたことで、娘のいたずら(本人にとっては遊び)を中断させると泣き叫ぶようになり、また、娘の思い通りにならないときにも泣いたり叫ぶようになりました。
おっぱい大好きだった娘にはその度に授乳。断乳のほぼほぼ成功していた後でしたが、仕方なく授乳を再開。
ところが、大好きだった授乳も拒否することが多くなりはじめました。
そしてとうとうある日娘は、「会社いや」と言いました。
私はこの言葉に大きなショックを受けました。しかし、冷静になって考えてみると当然の言葉。働き始めてから2ヶ月間ほど、娘がイタズラ(遊び)や泣き叫ぶ度に、私もイライラして同じような負のパワーで娘を押さえつけようとしていました。
娘が会社で過ごす時間が我慢の連続ではいけない、譲れるところは譲り、もっと自由に過ごせるように変わらなければいけない。
ここが私のひとつの大きな転機となります。
会社の人も子供を受け入れると決めて子連れ出勤を導入したのだから、ある程度の出来事は様子を見る。私がいちいち気にしない。
娘が巻き起こす全ての事象を私がカバーすることなど到底不可能なので、共に働く人に娘のことを見てもらおうと考えたのでした。
この頃、とにかく社員の方に迷惑にならないように、と私自身がかなりセンシティブになっており、娘のやることなすこと全てを否定していました。
以降の勤務から、娘を静かにさせる、動かさないスタイルから、自由にさせる、様子を見るスタイルに変更。
はなれた場所でいたずらしても、その近くにいる人に任せる。しかし、少しでも余裕があれば娘を抱っこしたり追いかけたりして、娘を沢山笑わせる。
人に任せることは本当に勇気のいることでしたが、こうすることで娘とそれぞれの社員さんとの人間関係を築き始めることができたように思います。